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今度はカメラケースと本大漁

110127_133801 畳ヘリ。迷彩柄を昨年買ったまま、どう使うか迷ってそのまま放置してありましたが。

コンパクトカメラ入れにしてみました! なんだか煙草入れにも見えるけど

とてもヘリには見えません。面白~い

これに関してはサンプルになるかどうかは不明かな。作りたい需要としてどーなんだろう。

ちなみに相棒には受けてました。リュックの肩掛け前面に付けれる携帯入れが欲しいと言っていたか。ううむ??ちょっと色々工夫がいるなあ。

110128_081301 本どかっと購入。このところ、時代小説読んでたので、ファンタジーとか読みたくなるんです~。

どれから読もうか迷っちゃう

しかし私は変な人なので、どんなに好きなシリーズの待望の新刊とかでも、買った時はものすごく早く読みたいと思うのに、後の楽しみに取っておこうと後回しにしておいて、いよいよさあ読もうとなったらその時には読みたくなくなってるなんてことが多々あり

なので順番が難しかったり。

うをぉぉ。どれから読もう~

ここから先は本の話になるので、興味ない方はスルーってことで。

本屋で何気なくぶらっとしてたら、高殿円さんの「メサイア」目に入り、帯に映画化とかかいてあっておおっと思った。須賀しのぶさんの神の棘が「このミス」で上位に入ってますな帯がかかってたり。ライトノベルの作家さんが一般文芸に受け入れられていってるのを見ると嬉しくなります。

さて。先日まで読んでた本で面白かったもの2冊と、プラス1冊。

「湯屋のお助け人 菖蒲の若侍」千野隆司著 双葉文庫  旗本の次男・三樹之助は格上の大身旗本の嫡男の横暴によって許婚を亡くし、失意のなか剣の修行に励んでいた。そこへその大身旗本の策謀によって三樹之助に縁談が持ち込まれたが、断ることが出来ず出奔。そのとき事件に巻き込まれ、岡っ引きの自宅の湯屋へ居候することになる。

いやもう。三樹之助、気の強いプライドの高い女性にモテますねえ。しかも本人は全然そんな女心がわからないものだから、逆に嫌われてると思ってるし(笑)。事件を調べる云々よりも、その三角関係とか人間関係が微笑ましくてオモシロイ。

縁談相手のお姫様がどんな風に変わっていくのか興味津々。三樹之助のお兄さんも、この兄弟の両親とちがって(笑)中々弟思いでいいっす。

てっきり短編連作かとおもったら、きっちり一冊完結型でした。シリーズものなので、次も楽しみ。

「不祥事」池井戸潤著 講談社文庫 銀行が舞台。問題のある銀行支店を訪問指導するちょっと気弱な事務部調査役・相馬と部下女子行員花咲舞。高い事務処理能力を持つ花咲は銀行内の特殊な慣習や歪曲したモラルに対し、鋭い洞察力と怖いもの知らずの発言力、行動力、相馬のサポート??で挑む。

銀行ミステリーなんだそうで。きちんと仕事任務したらとある幹部の思惑をぶっ潰す結果となり、銀行内部の派閥・権力闘争に巻き込まれて。火の粉振り払えば敵決定みたいな。相馬さんからするとかなり綱渡りな状況だと思うんだけど、苦労してきた割にのん気だよね、この人 対して探偵役であるキレるとコワい花咲。この人は一本筋が通った姉御肌な感じの正義感。本の中の出来事も「ありそうだな~」と思う。何より文章が読みやすく軽快なのでお薦め。

「さよならドビュッシー」中山七里著 宝島社文庫(このミス大賞シリーズ) 従姉妹と資産家の祖父と共に火事に遭い、生き残った遥は全身大火傷となる。ピアニストを目指していた遥はそれでも最良の指導者と出会い、不自由な体でコンクールを目指すことになる。その間に彼女の周辺で不審な出来事が起こる。第8回大賞。

本写真の中にうっかり入れちゃいましたが、それ以前に買った本です。

全体としては面白かったと思うしお薦めなんだけど、このテのラストは大嫌いなので個人的に減点。以下ネタバレ。

流れるように読みやすい、状況が理解しやすい、不快感がない、最後まで飽きさせない。読書の上で大切な要素はクリアされていると思います。キャラクターも魅力的だし、人物を混同することもありません。

じゃあ何が減点かって? 犯人です。地の文章が主人公の一人称って状況で、主人公が犯人っていうのが一番キライなミステリパターンなんですよね~。わかるわけねーじゃん!!と思うわけです。だって犯人に不利な記述って最小限だもんよ。当然だよね。だからこそフェアじゃないと思う。

確かに主人公が犯人とわかって改めて最初から読めば「ああ、なるほどね」という箇所はいくつかある。犯人が分からない状態で読んでいた時ですら「3時間ぶっ通しでピアノを弾いていた」だけど「(体のリハビリ状況に合わせて)5分弾いて20分休むの繰り返し」という刑事への説明を読んで、「その間に犯行可能。またはアリバイ無し」と思ったことはたしかなんだけど。それでもキライなのですよ。

そういうのが平気な人であれば、花丸なミステリなんじゃないかと思います。

なので、現在単行本で出版されている「おやすみラフマニノフ」が文庫落ちしてくるのを待ってます。その結果によって、今後この作家さんの作品を読んでいくかどうか決まりますかね~。

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コメント

コメントつけるのも久しぶりですなぁ・・・

T書店は時代小説は年配の方中心に売り上げがはんぱないので入荷も力が入っていますが、いかんせん文庫担当者がまったくやる気がありませんのでライトノベル系はぺっぽこな棚揃えとなっており恥ずかしい限りです。

わたしだってお客さんにこれは無いの?とか聞かれていやなんだよ、ないんだよ、売れるやつが入荷してないんだよ~!!


葉月さんの写真の中で私も読んだというやつは「シアター」かな。まだ二巻は読んでないんだけど、そのうち読もう。

投稿: 柾木 | 2011.02.14 22:00

柾木さん、やほ
T書店、うん。時代小説はバッチリだよね。
元から品揃え偏ってたけど、ますますになってきたね
ただ児童書と学習参考書はまだイケルので助かってるよ~。
ラノベの品揃えはどこの本屋さんも状況は似たりよったり。T書店だけの話じゃない。読者層がどうしたって若いからネットで買っちゃうんだよね、多分。まさに悪循環なんだと思うよ。
リアル書店のラノベスペースって、最近少年向けが少女向けを大幅に圧倒している感じに見えるけど、売り上げもそうなのかな。

投稿: 葉月S | 2011.02.15 08:05

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